驚かれるかもしれませんが、お見合いの席でいくら話すことが無いからって、これまでの婚活状況を話題に出してしまう困った方達が意外と多いものです。
「もう長く活動しているんですか?」
「結構お見合いされました?」
「なかなか交際まで行かないんですが、そちらはどうでしたか?」
確かに婚活という共通の話題かもしれないですが、ハッキリいいますNGです。
Q:「なぜ、婚活してるんですか?」A:「相手がいないからですよ…」
そこから何が生まれ、どう好転するのでしょうか?
または逆に相手から聞かれることがあるかもしれません。
「なぜ、婚活してるんですか?」
これはたとえば「今の自分の環境に出会いが無くてですかね。」
などが無難な答えかと思われますが、
「実際はあまり結婚は考えていない」「身内が無理やり入会させたので…」
ええっ??貴方大人ですよね…自分の意志無いの??
こんなこと平気で相手に向かって答えてしまう人も実際にいるんです。
相手に対してとても失礼なことを言っているのさえ気付かないんですね。
結果はお相手から「お断り」の返事が届きます。
ご本人に結果を伝えると、ガッカリされます。ということは良い結果を期待していたということなんです。
「なかなかお見合いにならないので、希望条件のハードルを結構下げたんですよね。それでやっとお見合いになるようになったんです。」
そんなこと、目の前にお相手がいるのに絶対に言えるわけがない失礼な言動ですよね。
…こういうこと言っちゃう人は、逆に自分が言われても「そうなんですかぁ~、良かったですね。」なんて言って、気付くことも無いんでしょうね。
婚活ですから、自分も相手も同じような環境の中で活動しているのは当然です。
とはいえ、お見合いの席では目の前のお相手が《結婚を前提に貴方が会いたかった人》なのです。
私たちの長い経験からいえることは、婚活とは、婚活の前にコミュニケーション能力を身に着けること、いや、婚活でいろんなお見合いをしてコミュニケーション能力を身に着けていくのかもしれません。
婚活って、相手の立場に立つということを学ぶ訓練期間なのかもしれません。
人として当り前のマナー、人との普通レベルの関わり方が出来るようになった頃、ようやく良いご縁に結び付くものなんですね。
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